なぜ保育園・幼稚園に言語化が必要なのか?(5)

言語化で実習生を採用ができるようになる

まず、実習生から採用するには、保育学生が実習に来てくれないといけません。なので「園の言語化」で実習生が来ている園での話をします。

まず、実習生が採用できない理由を考えてみましょう。

  • 実習生への園の対応がいまいち
  • 園のイヤなところを見せてしまった
  • 保育実習だけど幼稚園希望、幼稚園実習だけど保育園希望
  • 実習中に園の魅力を伝えていない
  • そもそも別の業界を希望している
  • 採用したい人材がいない

「実習生への園の対応がいまいち」「園のイヤなところを見せてしまった」こちらは保育学生の実習あるあるです。こちらが原因だと思われる場合は、オンラインセミナー「実習生を採用する仕組みづくり」や「実習生に嫌われないコミュニケーション」をお聞きください。参考になるポイントがあるはずです。

幼稚園希望なんです!

明るくてハキハキして良い学生だと思ったのに、実習に来た保育学生からこの言葉を聞いてがっかりしていませんか?

では、保育学生が「保育園」or「幼稚園」を決めるときはいつなのでしょうか?

  • 幼少期
  • 実習後
  • 就職活動時期

保育士、幼稚園教諭ってすごいですよね。3~5歳の子どものころになりたかった仕事に就けてるのだから。これは「プロ野球選手になりたい」「プロサッカー選手になりたい」「アイドルになりたい」「電車の運転手になりたい」と同じ思いからスタートしています。つまり幼少期の体験です。保育園に通っていた人は幼稚園のことを知りませんし、幼稚園に通っていた人は保育園のことを知りません。今は保育園出身者のほうが多いので、「保育園で働きたい」と最初に考えている学生は多く、さらに「母園で働きたい」と思っている学生も多いと思います。

保育学生のターミナルポイントは「実習」

実習でプラスもマイナスもなければ、多くの保育学生は当初の希望通りに進んでいきます。しかし、実習で「嫌な思い」をした場合、学生は園の反対を選びます。実習を通して希望進路が変わるのです。反対に、「はじめは保育園を希望していたけど、実習が楽しかったから幼稚園に就職した」という話よく聞きます。

要するに学生の考えはひっくりかえせるということです。そのために実習中に仕事の魅力園の魅力を伝えていくことです。特に園の魅力を伝えるには園の魅力の言語化がとても重要になります。

実習生は来ているけど採用したい人がいないという状況であれば、実習生が来ているのと実習生を集めているのは違うをご覧ください。