内定者研修の意味を考える

保育学生の就活時期

以前の保育学生は、実習の終了後に就職活動を行っていました。今でも、短大に通う保育学生は、秋の実習終了後に就職活動を行うよう指導している養成校も多くあります。実習時期は養成校により異なりますが、4年制大学に通う保育学生は、夏前実習の前後から就職活動をはじめる学生が多いのではないでしょうか?秋が就活のピークだった以前と比較すると、保育学生の就職活動の時期は早くなってきています。

しかし、一般の学生と比較して保育学生は、就職先を決めるの時期はまだまだ遅い傾向があります。一概に早ければよいのもではありませんが、就職活動をはじめる時期が遅いことについてのメリットとデメリットを以下のようにまとめました。

デメリット
  • 卒業まで時間がないので焦って就職先を決めてしまう
  • 希望園の採用枠が埋まってしまってしまう可能性がある
  • 業界外への人材流出
  • 保育園・幼稚園の次年度計画が立てづらい
  • 上京就職、Uターン就職をする学生はやりづらい
メリット
  • 学業に専念できる
  • (実習先を自分で探していれば)自習先との比較でより深く園を理解して就職先が探せる

メリット・デメリットは、学生、養成校、業界(保育園・幼稚園)のそれぞれの立場で異なりますが、私は「就活時期は、学生が自分で考えて決める」のが一番良いと考えています。


内定者研修の習慣がない保育園・幼稚園

昨今の人材不足により、園の募集時期が早くなっています。私も採用戦略セミナーで2010年より募集情報の発信は早いほうが良いと話をしてきました。すると決まってこんな質問が出ます。「そんなに早く内定を出して翌年まで引っ張れない…」と。要するに「来年の4月までどうやって学生のモチベーションを維持するのか?」という質問です。

そこで内定者研修を勧めてきました。すると多くの園が「やったことない」と答えます。

内定者研修の本来の目的は、(1)仕事理解 (2)法人理解 (3)モチベーションの維持の3つです。(1)の目的は、保育士あるは幼稚園教諭になるために2年~4年間勉強しており、実習に何度も行くのである程度はできています。不満はあるかもしれませんが、一般学生の就職よりは仕事理解は高いです。ですから保育業界の内定者研修は(2)(3)が主な目的となります。

園のことをもっと理解できて、コンタクト回数を増やせば良いのですから、別に座学の研修をやらないといけない訳ではありません。簡単なことで、長期の休みや土日に「アルバイト」に誘ってみてください。


内定者とのコンタクト頻度

コンタクト頻度は、多いに越したことありませんが、日常業務に追われている園と授業や実習で忙しい保育学生とで調整はなかなか難しいかもしれません。また、状況就職やUターン就職の保育学生は、移動の問題もあるためそうそう頻度を上げることはできません。

でも、最低2か月に1一度はコンタクトを取るとようにしてください。

今は、LineやZoomを使えば月に一度の連絡は簡単ですし、発表会や遠足などに誘ってみても良いかもしれません。何か理由をつけて連絡してみることが大切です。

ココキャリ内定者研修

ココキャリでも内定者研修のお手伝いをしています。昨年度は、オンラインで「コミュニケーション」と「文章の書き方」を行いました。ココキャリを利用している法人は無料で参加できますのでぜひ活用していただければと思います。

参加できなくても「誘うこと」でコンタクトは取れますので是非内定者を誘ってみてください。

ココキャリ法人会員限定セミナーについて

ココキャリをご利用のお客様のみ参加できるウェビナーです。採用戦略セミナーでは、話しきれない細かな情報やノウハウを聞くことが出来ます。月1度のペースで配信をしています。「採用につながる実習体制の構築方法」「皆さんの質問に答えます!」や「オンライン内定者研修」なども定番の人気コンテンツです。