コンパクト合同説明会のススメ|神奈川県私立幼稚園連盟

幼稚園・保育園の合同説明会の今後を考える

7/30(土)大和市にある文化創造拠点シリウスにてイベントを開催しました。『神奈川県私立幼稚園連盟×ココキャリ・フォーラム』で採用のお手伝いをして3年目になります。神奈川県の中では、採用の難易度の高いエリアで、昨年度は集客に非常に苦戦しました。

今年もスタートダッシュが良くなかったためにどうなる事かと思いましたが、全体としてはある程度満足いただける内容になりました。ただし、結果論です。

保育業界は、人材紹介会社の乱立に加え、2022年度からの保育学生の大幅な減少を考えると、100人以上の学生が来場する「今までの合説イベント」を見直す時期に来ているのではないかと考えています。

コンパクトな合同説明会

今までの私たちのイベントは、「就活講座」「PRタイム」「ワークショップ」「メイク講座(コロナ前)」「餅つき(コロナ前)」「夏祭り(コロナ前)」「VRコーナー」などコンテンツ多く用意し、「一体感」を演出しながら出会いの場を提供していました。10年前にスタートさせた「ココキャリ・フォーラム」は、「学生も参加法人も就活を楽しく!」をコンセプトに、10:00~17:30という長時間で開催していました。しかし、新型コロナウィルスの蔓延により、時間の短縮と最小限の接触からコンテンツ削減を余儀なくされてきました。イベントの開催自体は特に工夫もいらないので、競合他社との差別化が難しくなってもいました。

今回の合同説明会の会場である「シリウス」は、大和駅からも近く、新しくとてもきれいなので地域の認知度も非常に高いのではないかと思います。しかし、便利な会場だけあって、空いている日程も少なく、準備かたづけを入れて3時間しか狩ることが出来ませんでした(学生の持ち時間は2時間強)。

今まで経験したことのない短時間で合同説明会をこなさなければなりません。短時間の小規模イベントは、ココキャリの得意分野なので過去に多く開催してきましたが、正味2時間の就活イベントは経験ありません。「コンテンツの割愛」「パーテーション設営なし」「装飾の簡素化」など(他のいくつかの施策は企業秘密です)でなんとか時間内に終わらせることが出来ました。

結果は、通常行っていたの5時間の合同説明会と比べて、学生の接触する園の数はあまり変わらないことが分かりました。また、参加法人も短時間で終わるので負担も少なくなります。

物足りなさが次につながる

合同説明会についてのコンサルティングやセミナーのなかで、学生と話すときに大事なのは「to be continued」という話をしています。学生が話を聞いてくれるから全部話してしまう。でも話をしている先生側は、案外満足しています。しかし、採用につながらない…。

どの法人も1時間話すことが普通になっているになっている市主催の合同説明会がありました。2つの園で話を聞いた学生はヘトヘトです。3園目は目がうつろになっています。

つい話すぎてしまっています。ここから先は「to be continued」園見学に来た時に!で終わりましょう。

余談ですが…

園長・理事長を含めた幼稚園の先生全員に準備片づけを手伝ってもらいました。幼稚園の先生の動きはいつも思うのですがてきぱきしてますね。イベントの一体感は「準備かたずけ」で感じることが出来るのですね。