保育園の業務の改善

業務の改善・効率化

保育業界は、いまだかつてない人材不足時代を迎えています。加えて、保護者ニーズの多様化への対応や保育の質の向上が求められ、保育の仕事は複雑化・高度化しています。
そのような環境にもかかわらず、現場では、まだまだ以前と同様の仕事の進め方が続けられています。
こういった環境では、採用を強化すとともに、生産性を上げていく工夫をしていかなければ、現場の疲労が蓄積しいずれ破綻してしまいます。労働力不足を補うために、コア業務重点課題分野に人員を配置し、思い切った業務改善を進めていかなければなりません。

業務改善とは

業務改善は主にQCD(時間、品質、コスト)の3つに着目することから品質改善、プロセス改善、業務効率化などとも言われています。
しかし、私たちが提案しているのは、もう少しシンプルな業務改善です。
以下の4つを順番に行います。

(1)業務の棚卸し
(2)業務の仕分け
(3)マニュアルの整備
(4)アウトソース

(1)業務の棚卸し

業務の棚卸しとは、一般的にどのような業務が存在し、どのような手順で行っているか、どれくらいの人材・時間・コストをかけているかを見ていきますが、これを行うことにより、非効率的な業務を発見したり、無駄を減らしたりすることが可能になります。また、季節の繁閑も把握することができるため、業務の平準化(繁閑をなるべく減らしていくこと)にも役に立ちます。

(2)業務の仕分け

棚卸しをした業務をコア業務とノンコア業務に分類します。
コア業務とは一般的に、専門知識が必要で難易度の高いものやノウハウを蓄積しなければならないもの。また、理念の達成を左右するものです。
反対に、ノンコア業務には、それほど専門性が必要でなく、ノウハウの蓄積には貢献しないものですが、この業務がコア業務を圧迫することもあります。
どの作業がコア業務なのかは、経営方針が違いますので各法人により異なりますが、複数抱える法人で施設任せというのは避けましょう。

例)
コア業務
日常保育全般・保護者対応・計画・行事・採用・OJT

ノンコア業務
備品の買い物・食材の買い出し・写真の仕分け

(3)マニュアルの整備

全ての業務についてマニュアルを整備することができれば理想ではありますが、多忙な中では、なかなか難しいかもしれません。
仕事の平準化を図ることを第一目的にするのであれば、スケジュールマニュアルを作ることをお勧めします。

年間の行事は、あらかじめ把握できおり、事前準備を閑散期にずらすことにより比較的容易に平準化を図ることができます。

また、OJTのマニュアル化も優先順位の高い整備の一つです。マニュアルを整備することで人材の戦力化のスピードアップを図ることができ、それがそのまま、労働不足の解消にもつながります。

(4)アウトソース

コアな業務以外は、外部に委託するというやり方もあります。
例えば、採用はコア業務でないと判断した場合(私たちはそうは考えていませんが…)、人材紹介会社に依頼するというのも一つの手法です。
コストがかかる。

写真の仕分け販売ほいくフォト
給食食材の買い出し